ブラックブック(39本目) [07映画館鑑賞(4月分)]

今年見た中では、
たぶんベストムービーだと思う。
それほど、感動してしまった。
ナチス時代のオランダは「アンネの日記」でも知られているように、
ユダヤ人の隠れ家として有名である。
1944年9月ごろになると、
ナチスもかなり微妙な時期に来ていたと思う。
ナチの高官内部でも、
ドイツの敗北を感じて、その後の
身の振り方を考えたり、
ヒトラーに疑問を持つ人も出てきている。
そんな、前提条件を知った上で、
この映画を見ると、
なおさら興味深い。
一方、レジスタンスの方も
もちろん一枚岩ではなかったと思う。
単に、対ナチとか、対レジスタンスという
簡単な「方程式」だけでは、
語れない部分もあったのであろう。
最も驚いた点。
ナチスをだますため、
髪を金髪に染めたのだが、
その時に陰部の毛も染め直したこと。
それとは、違った意味で驚いた点。
主人公のユダヤ女性と、
ナチスの高官が、お互いに仕掛け、仕掛けられたことを
知った上で、互いに引かれていくこと。
たぶん、個人的には、
そのような関係が数多くあったのだろう。
で、ラストシーン。
平和に思えたイスラエルで「スエズ動乱」が起こったこと。
ここでも、ユダヤ人は翻弄される。
いや、翻弄を予感させる。
「悲しみや苦しみは終わることはないの」
まさに、その通りである。


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ようやく映画が見に行けるようになりました。
友人からメールをもらいどうしても見たくなり
風邪も感知していないのに見に行きました。
見応えのなる力作でしたね。
現在はパレスチナ問題もあって複雑な気分です。
by 村上世志子 (2007-04-14 02:11)